願い

教化本部発足の願い(1999年)

教化活動の基本は、我々寺院に身を置く一人ひとりが、自ら聴聞し、教えを聞いていくことである。
その際に、これまでのように「教区は何もしてくれない。本山は何をやっているのか。」という意識、発想を転換して、「私はこういうことをやりたいが、それについて本山、教区は何か良い方法を持っているなら教えてほしい。手伝ってほしい。」あるいは、「私がやることを妨げないでくれ」というように、主体的に取り組むことが求められる。
本山から言われたから、教区から言われたから」と、文句は言いながらも結局それに頼り切ってきた中央集権的発想を転換して、教区の教化は教区人が責任を持って企画立案し、実行していくことのできる体制を持ちたいという願いのもと、新しい教化委員会(教化本部)は発足したのであります。

教化本部長 藤田彰美
※『北海真宗』1999年5月号より

私は帯広別院時代、3人の輪番さんにお世話になりました。それぞれの輪番さんからは公私ともに大変お世話になりました。藤田輪番は別院最後の輪番さんになってしまいましたが、本当に僧侶としての姿勢を感謝してもしきれないほど学ばせていただきました。今は亡き先生の願いを、御門徒さんと共に受け継いで参りたいと思います。