草場一壽 (Kazuhisa Kusaba OFFICIAL)

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地獄は克服できます

 「地獄を目指していきなさい。」自殺未遂や精神衰弱、戦争など、さまざまな困難を経てノーベル文学賞を受賞したヘッセの言葉です。もちろん、続く言葉があります。「地獄は克服できるのです」。

 「私がまたしても通り抜けなければならなかったこの恐ろしい空虚と静けさ、死にたくなるような心理的狭窄感、孤独感、そして疎外感、愛の欠如と絶望という、空虚な荒涼とした地獄に落ち込んだあとは、決まってなんらかの仮面がはがれ、理想が崩壊していったものである。しかし私はこのような衝撃を受けるたびごとに、結局、何かを獲得してきた。それは否定できないことである。つまり、以前より少しばかり自由になり、精神的にゆたかになり、深みを増したが、同時に孤独になり、他人に理解されないという気持ちが強まり、以前よりも他人に冷淡になったのである」。

 地獄を抜け出して、また地獄に行く。自分の姿をこう告白しています。恐れることはない。強くあれ。そんなふうに聞こえます。
理想と現実とのはざまに地獄はあるのでしょう。理想が高いほど、地獄も深いのだと思いますが、だからと理想に背を向けるなとも聞こえます。
芸術家にとっては「スランプ」という恐怖もあります。それでもなさねばならないのは、使命なのか、業なのか。それも地獄ですが、その地獄の中を粘り強く行くなら、その使命なり業なりといった自我を超えたところにたどり着くように思います。
自我が消えれば、おのずと地獄も消えるでしょう。

いまさらながら、生きることは大変なことです。自分が自分である自分につきあうということが難しい。懊悩のほとんどは他人ではなく自分への対処の仕方や自分との距離なのではないかと思います。
でも、そこに人間としての喜びもあり、学びもあり、醍醐味があるのですね。
生きていこう。この生もまた大調和のための一片にして全体なのですから。

掲示板

自転車のお巡りさんから掲示板やめたんですかと言われた。

台風で吹っ飛んで行きましたとは言えませんでした。

少し真心を感じた。

また始めてみようかな。合掌

南無阿弥陀仏

本山への宗派経常費

※「宗派経常費」・・末寺より申請された御門徒数等からの割当(教区割当額から組割当額へ分けられ、最後に末寺割当額が決められています)
※「宗費賦課金」・・寺院等級費、僧侶登録費(住職15,000円・教師資格有12,000円・教師資格無4,500円)、本山共済費の合計金の事で、毎年本山へ納めます。

今年はコロナの影響により、 20年度宗派経常部臨時部予算は前年度比約5億円減の80億7100万円。行財政改革の一環である「“願い予算”から“実態予算”への転換」に基づく予算編成で前年度比約4億1千万円の歳出削減を断行したことに加え、新型コロナウイルス問題による宗門寺院の困窮に配慮して、主要財源である経常費御依頼額を5億円削減するなり、末寺の現状として例年よりも減額された御依頼がきました。

願入寺は13万860円の御依頼がきました。御門徒様からお預かりした浄財で納めさせていただきます。いつも願入寺護持のお力添えをいただきありがとうございます。これからも精一杯丁寧にお勤めさせていただきたいと思います。

そして、 真宗大谷派では、2023年に「宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要」をお迎えします。 その慶讃懇志金として、願入寺には9万640円の御依頼がきました。合掌

赤本(大谷派勤行集)

赤本を頼まれた。赤本くんではありませんよ。

早速注文。

出版部「御門徒さんへのプレゼントなんですね😊」

私「はい😊」

この人空気読めるなと思いました。一言も言ってないのに。

何か嬉しかった。

今日も与えられた役割を大切にしながら、他人とくらべず、あせらず、あきらめず、自分に出来る事を精一杯丁寧に、驚き、感動、発見を忘れずに、一息一息を大切にしながら、いのちを大切にすればする程、他のいのちが犠牲になり、長生きすればするほど迷惑かけながら生きて抜いて、暗闇へ突っ走りたいと思います‼︎

南無阿弥陀仏