私の好きな詩人に川路柳虹という方がおります。「星の世界」を作詞された方で有名ですね。
その人が、「人間に生まれてきた用事」という詩をつくっております。
「ものを取りに部屋に入ってきて、何を取りに来たのか忘れることがある。でも、戻る途中でそれを思い出すことは、すばらしいことだ。体が先にこの世に入ってきたのだが、人間に生まれてきた用事は一体何であったのか、私はわからないまま、あの世へ帰る。」
こういう詩なんです。私たちは「おぎゃー」と、この娑婆世界に産まれてきましたけど、産まれたとたん、コロッと忘れて、何のために人間に生まれたのか?いくら考えてもわからない・・・・・・。では、もとの場所に帰ったら思い出すか?どっから来たのかもわからない。どこへ帰っていくのかもわからない。それを「迷い」というんですね…。私たちは、どっから生まれて来たんでしょう。そして今どこにいて、どこに帰るのか。迷ったままはっきりしないままいのち終わって行くのは悲しい、虚しいなといのちが今わたしを生きております。
そして、何十年も聞法をされたおばあちゃんの一言。「腹は立つもんだ」何十年も聞法されてきたけど、わかったのはそれだけだと。長年の聞法が熟した味わいを感じる深い言葉です。






































