フードドライブ

先日、市の健康福祉局生活支援課の方とお話しする機会があった。
毎日、生活困窮者自立支援の為にあちこち飛び回っておられる方だ。
お話しを伺うと、子供食堂に来られる親子連れの方々は裕福な家庭が多く友達同士が多いそうだ。託児所感覚なのだそう(一概には言えないと思うが…)
本当に困ってる子供達は、家から出られないらしい。子供食堂に行くと貧乏だとバレるからだ。フードバンクにも手を出せない。
子供1人で、子供食堂の場所を調べて歩いて行くだろうか。
フードバンクの場所や炊き出しの場所を調べて歩いて行く子がいるだろうか(ゼロではないと思うが…)

家庭にある食べきれない食品などを持ち寄り、フードバンク団体を通じて生活困窮者や、児童養護施設、母子生活支援施設などの福祉施設に寄付をする事は良いと思うが、本当に困っている人達の家を一軒一軒回って訪ねている方からの現実と理想のギャップの訴えをどう受け止めて行けば良いのだろうか。

以前先輩と同じような事を話しあった。
お寺の勉強会や、研修会は強化事業ではなく、消化事業になってないか。
俺達はこうやって勉強会に参加出来る余裕がまだある。有り難い事ではあるが、勉強会や研修会の存在自体知らないご門徒さんのお陰で成り立っている。

本当に困ってる人達はお寺ではなく、役所へ行くのではないか。行ける人はまだいい。行けない人はどうすればいいのか。

僕があえて言う必要もないし、言わない必要もないのであるとふと思った。

人を開教するより、まず自分自身を開教しなければ🙏

南無阿弥陀仏

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