地震、津波

本家輪島の願入寺。心配

被災された皆様にお見舞い申し上げます。

昭和の時代輪島から、先代のお父さんが清里へ入寺。坊守は由利本荘市猟師町の超光寺からと聞いております。

いろいろ当時の複雑な事情があったみたいです。

南無阿弥陀仏

三つの限定

あけましておめでとうございます。

″元旦や冥土の旅の一里塚”という俳句がありましたね。お正月になると何がめでたいのかの意味もわからず、めでたいめでたいと何十回、何百回もこの言葉を使います。皆さんご存知の五木寛之という作家がおりますね。浄土真宗八代目の門主である蓮如上人の物語、戯曲などを多く書かれている作家です。その五木寛之さんが人間は”三つの限定”をもってこの世に生まれてきたといわれます。

一つには生まれる時、生まれる処、生まれる環境を自分で選べないということです。二つには生まれたということは、いやおうなしに死に向かって生きているということであり、三つ目にはその死を迎えるときに自分で決められないという”三つの限定”です。ふだん忘れておりますが確かなことですね。三つの限定、それは自分の人生だからといって自分の思いどおりにならないということです。

しかし迷える私達は自分の思い通りの人生はないものかと、思い通りになるかならないかによって人生の価値づけをして生きております。思いの実現ということに人生の価値をみるならば結局思いが破れ、滅びの人生でしかないのでしょう。

仏法に出遇うということは、思いの実現に固執し、埋没し、苦悩している私のありかたしかしていないことにめざめていくことでしょう。このことに目が開かれていく人生であるからこそ、めでたいといえるのでしょう。今年も目を開かせていただくご縁にであわせていただきましょう。

(平成八年一月)名畑龍童遺稿集より

年越し

今年は妻のご両親を東京駅へ迎えに行き、お姉さんの家で妻と家族みんなで年越しをしました。

来年は新しい場所で御門徒さん家族みんなで除夜の鐘をつき、修正会のお勤めが出来ればいいなと思います。

南無阿弥陀仏