式次第を説明しながらのお勤めは久しぶりでした。
以前はよくしていたのですが、限られた時間の中で、いつしか出来なくなっていました。
ご参列の皆さまからすれば、
「今、何のお勤めをしているのだろう?」
と分からないまま時間だけが過ぎていく…
それが、どこか心苦しく思っていました。
「40分以内でお願いします」と言われる中、
「なぜ今この勤行をしているのか」
「葬儀全体がどういう構成になっているのか」
を丁寧にお伝えする機会そのものが少なくなっているように感じます。
限られた時間の中で、お勤めをして、法話をして、退場して…。法話は無しでと言われることも…
だから、
僧侶自身も目の前のお勤めをこなすことに精一杯になり、
気が付けば、次へ次へと流されていく。
説明をしなくても葬儀は進行します。
だからこそ、説明する力そのものが失われてしまう危うさを感じています。
そんな中、今日は、
「お勤めの説明もしてください」
「法話もしてください」
と、最初から時間に余裕を持った進行を組んでくださいました。
おかげで慌てることなく、お勤めの意味や構成をお伝えすることができました。
ご遺族の大切なお別れの時間。
単なる進行説明ではなく、
「今、どの場面に立っているのか」
を参列者と共有する大切な仕事だったんだと思います🙏
その時間を大切にしようとしてくださっていることが有難く感じられた一日でした🙏
本来は別々の場面だったものを、一つの会場、一つの時間枠に押し込んでいる。
だから説明が必要になるし、説明しなければ何をしているのか分からなくなるのですね🙏🙇
恩師の、坊主は詐欺師より悪いと言う言葉が響いて参ります。




